2017年11月18日土曜日

色覚異常補正メガネを買ってみた

自転車カンケーネー話です。

最近はやってないそうですが、ある一定以上の年齢の方は、
学校でこんな検査をしたと思います
ちなみにワタクシこれが「52」に見えます。

「色覚検査」ってやつですね。
私は通常の人より、赤を感知する細胞が少ないため、
これまでの人生、常に赤成分がちょっと引かれた色の世界で生きていました。

例えば
上の画像、「はいぴんく」と「はいみどり」は、私にとっては同じ色です。
「うすぴんく」と「うすちゃいろ」も同じ色、
そして桜の花は真っ白だと思っていました。

まあ、信号は分かりますし、
それほど日常生活に支障をきたすわけでもないので、
これまでは放置しておりました。

ところが先日、
ひょんなことから、この色覚異常を補正してくれるレンズが有ることを知りました。
「治療」ではありません。近視を補正するのと同じく、あくまでも補正です。
もともと存在してない感覚細胞を増やすことなんかはできませんから。

理屈は単純。
普通の人が、3原色であるRGBをそれぞれ100%感知できるのに対し、
私はRだけ70%程度しか感知できません。
それなら、GとBを30%カットするレンズを目の前につければ、
3原色70%づつ、ちょうどバランスの取れた色を感知できる、という仕組みです。

そのレンズを作ってる会社が本町にあったので、本日行ってまいりました。
まあなんか事務所が小さくて会社に見えないとか、
ちょっと不安に感じる部分もありましたが(笑)
実際にレンズを試して見たところ、不安は吹き飛びました。

微妙な色合いのパーツを、似てる順に並べてみて?というお題に、
最初に裸眼で挑んだのがこちら
私のような色覚上の人間は、色彩感覚が薄いぶん、
彩度や明度に対する感覚が強くなっています。
なので、明るさ順に並べた結果がこれ。
補正メガネかけて見たらバラバラ(笑)

で、メガネを掛けて再チャレンジ
もうね、悩むことなく正解の並びにできました。
なんでこれが出来なかったの?って感じです。

この後、いろんな写真を見てみました。
桜はピンクでした(笑)
椿の葉と花の区別が付きました(笑)
紅葉と枯れかけの葉と深い緑の葉の区別が付きました(笑)
こんな写真も、今までより遥かに鮮やかに見えます。

でも逆に
自分の中ではものすごく鮮やかだった
このような緑の陰影は、わかりにくくなっています。
新緑の季節とかは、私のほうが美しい景色を見ていたようです(笑)

というわけで即決(笑)
レンズだけで7まんえんと、決して安い買い物ではないですが、
たったそれだけで、今まで見ることの叶わなかった世界を見られるのですから、安いものです。

紅葉とか、キリシマツツジとか、今まで以上に鮮やかに見えるんやろうな~( ´∀`)

明日、早速紅葉でも見に行こうとか思ってる私に応援のクリックを
にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村

2 件のコメント:

  1. 恥ずかしながら、こういう補正が出来ることを全く知りませんでした。単純に感心感動です。フォトショみたいなものですな。
    色って皆が同じ景色を見ているか分からないですよね。識別出来てしまえば実用上支障はないし。
    ところで、ハイレゾの恩恵を感じられない老人耳を補正するデバイスを、誰か作ってくれないかなあ(笑)

    返信削除
    返信
    1. >fairleaderさん

      まあ私も全然知らなかったわけですが(^^ゞ
      逆位相にして、色覚異常体験をさせることも可能だとか。
      ちなみにスマホのアプリにそんなのがありました。

      ハイレゾは諦めましょう(笑)

      削除