Re: タイトルなし

今日は「ADAMO」でヒルクライムしてこようと思ってたんですが、
朝から生憎の雨。台風の影響が出たようです。

それでも、固定ローラーである程度回してみて、
このサドルのスイートスポットはわかった気がします。
とはいえ、あまりサドルに体重をかける気にはならないので、
ついつい重めのギアにしてしまい、エラいくたびれましたがw

そういう意味では、このサドル、ヒルクライムには向いてない気がひしひしとします。
返す前に、どこか上りに行かないと…。

さて、ここ一週間、ペダリングに関する話をあれこれ書いてます。
人によっては正しいと感じたり、間違ってると感じたりもあるでしょう。
でも、万人に合うペダリングなんてのは、存在するはずもないので、それがあたりまえだと思います。
できるなら「ここはこうだから違うんじゃない？」などという意見をいただけると、
私自身、更に理解を深めることができると思うのですが…。
それから、私が書いてることの根底にあるのは、「なるべく楽に長距離を走りたい」という考えです。
いかに無理なく、無駄なく、省エネでペダルを回すか、しか考えてないので、
「レースで勝つために出力を上げたい」という人の参考にはならないと思います。
では、どのような状態が「ムダのない」状態なのか？
理想は「どこの筋肉も動いてない気がする」状態ではないでしょうか。
ほんの数日前に「○○の筋肉が使えてる感覚がありました」とか書いていてなんですがw
不必要な力がかかってしまっているのを「使えてる」と勘違いしているのかな～と思い直したわけです。
そして、一方の筋肉が無駄に力を出しているということは、
それに相対している筋肉も、無駄に力を使っていることになるんです。

右の図のように、基本的に人体の筋肉は、表と裏がワンセットになっており、
片方が屈曲なら、もう片方は伸展というように、逆の働きをします。
この時、力を出している方を作動筋、反対側を拮抗筋と呼びます。
この「拮抗筋」が、結構スムーズな動きや、省エネ運動の邪魔をします。
例えば、立ってひざ下を真っ直ぐにした(大腿四頭筋に力を入れた)状態で、脚全体を後ろに蹴りあげるのと、
ひざ下を曲げた(大腿四頭筋の力を抜いた)状態で、脚を後ろに蹴りあげるのとでは、
明らかに後者のほうがスムーズな動きになるはずです。
これは、大腿四頭筋がハムストリングの動きを阻害しているからです。
昨日に引き続き、ふじいのりあきさんの「ロードバイクの科学」からの引用ですが、
熟練者(国家代表クラス)と、非熟練者のペダリングにおける筋肉の動きを測定したところ、
熟練者は、明らかに拮抗筋の働きが弱く、作動筋の運動時間も短いということでした。
つまり、「必要なときに」、「必要な筋肉が」、「必要なだけ」動く事が、
効率のいいペダリングには大事といえるでしょう。
では、どうすればそんなペダリングを身につけられるのでしょう？
わたしは、低負荷での高ケイデンス練習が適していると思います。
やったことがある方はわかると思いますが、はじめのうちは、おしりがポンポン跳ねてしまいます。
かつては、そのおしりの跳ねを抑えるために、上半身の力で、おしりをサドルに押し付けていました。
でも、そんなことをすれば、ますます体全体に力が入ってしまい、
余計に無駄な筋肉の働きが増えるばかり。
リラックスした状態で、ケイデンス120ｒｐｍ～130rpm回して、
おしりが跳ねないのであれば、だいぶ無駄な動きが減ってると言えるんじゃないでしょうか。
こういうのを、「神経系トレーニング」って言うんですよね？
筋肉そのものを鍛えることも大事ですが、筋肉を動かすのは、神経からの信号です。
高ケイデンス練習をすることで、筋肉のスイッチを素早くON・OFFできるようになれば、
今までよりも疲れないペダリングができるはずです。
ところで、先日、同僚の筋トレマニアwから、
「自転車って、腓腹筋とヒラメ筋のどっち使うの？」という、怪しい質問を受けました。
会社でする会話じゃねえwww
膝から下については全然わからなかったので、調べてみることにして返事は保留しましたが、

あれ？腓腹筋は二関節筋じゃないですか！これは足首の角度一つで、
膝関節の可動に関わってきますよ～((o(´∀｀)o))
ちょっと足首の角度変えながらローラー回してきますε≡≡ﾍ( ´Д`)ﾉ
今日はここまで(^^)/~~~
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